不動産一括査定サイトの功罪②

不動産一括査定サイトの様な比較サイトの仕組みはあらゆる商材で用いられております。中古車、リフォーム、解体、とにかく、”相見積もり”が出来るものについては、ほぼ存在するといっても過言ではないと思います。

 

ではなぜ、不動産一括査定サイトのいったい何が問題なのか？　それは不動産仲介という業態が、一括査定というものと相性が悪いことが一番の原因だと思っています。決して不動産仲介や、一括査定の仕組みそのものが悪いのではないと考えます。

 

 

問題点②高預かりに繋がる不動産仲介という業態

 

”不動産業界に蔓延する高預かりについて”　にも書いておりますが

”不動産業”　とは　基本的には　”不動産仲介業”　であり、車や貴金属の様に　”買取”　が主な業態ではありません！　

”仲介査定”　と　”買取査定”　は似て非なるものです！

”買取査定”をご希望の方は、１円でも高く買ってくれる業者を選ぶだけです！（一括査定でも買取希望の方は当然いらっしゃいます）

 

多少乱暴な表現かもしれませんが、”仲介査定”　とは　”競馬の予想”　の様なものだと思います。

それはいくらなんでも言い過ぎだろ！と言われるかも知れませんが、競馬の予想だって、それなりのデータや根拠に基づいて予想を立てています。

仲介査定も周辺の取引事例に基づいて予想を立てるという意味では同様と考えます。

 

不動産以外の商材においては、複数の業者が、”他社より高く買取します”　”他社より安く請け負います”　といった、利用者にとって有益でかつ、確実性のある取引条件が、オークションの原理によってもたらされますが、不動産という商材ににおいては、”ウチはこの価格で売れると思います”　”いやウチは他社よりもっと高く売れると思います”　”いやいや、ウチはブランド力があるから他社より高く売れると思います”　といった、予想の出し合い、プレゼン合戦にすぎないのです。

 

”予想価格のオークション”　なんてナンセンスであると断言します！！！！！！！

 

つまり、複数社が一斉に、　”有料の顧客情報を買って”　売主様にプレゼン合戦をする不動産一査定サイトと、”仲介査定”　は非常に相性が悪いと言いたいのです！

 

各社による無責任な、”プレゼン合戦”　により、被害を受ける方が少しでも減るように、今後も不動産一括査定サイトの闇を書いていきます。

 

なぜ無責任な、”プレゼン合戦”　が悪いのかは　”不動産業界に蔓延する高預かり”　についてご参照いただけたら幸いです。

 

 

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